注目の画材紹介③水彩筆・マスキングインク・下地塗料・版画機材
さまざまな観点から開発された個性豊かな画材。実際に使用し、その使い心地を体感することで、作品の幅に拡がりが生まれることもあるでしょう。「注目の画材紹介①」では、大小島真木の制作現場を訪ね、ターレンスジャパンのアクリル絵具「アムステルダム」シリーズを、「注目の画材紹介②」では、大久保如彌の制作現場を訪ね、ホルベイン工業のアクリル絵具「アクリリックカラー」シリーズを紹介しました。今回は、絵具以外の画材(...
View Article新しい平面の作家たちに出会う「VOCA展2016」上野の森で
学芸員や美術史家などが推薦する40歳以下の若手作家の作品を展示し表彰するVOCA展。今年で23回目を迎える同展が、3月12日より上野の森美術館にて開催される。今回は32作家の作品の中から久門剛史が大賞である「VOCA賞」に輝いた。 「VOCA」とは「The Vision of Contemporary...
View Articleデザイン・広告界で今注目のクリエイターは?ADC年鑑2015
アートディレクターの専門的職能を社会的に確立、推進することを目的に設立されたADC(東京アートディレクターズクラブ)では、毎年優れた業績をおさめた広告、デザイン作品を表彰し、受賞作とノミネート作を掲載した『ADC年鑑』を刊行しています。2015年12月、2015年度のADC授賞式が東京・帝国ホテルで行われ、クリエイティブユニットの「KIGI(キギ)」と滋賀の職人たちがコラボしたブランド「KIKOF(...
View Article出展総数200点!最後の文人画家・富岡鉄斎、最大規模の回顧展
3月12日より兵庫県立美術館にて、日本最後の文人とうたわれる富岡鉄斎(1836〜1924)の生誕180年を記念した回顧展「富岡鉄斎 -近代への架け橋-展」が始まる。京都市美術館で開催された生誕150年の展覧会以来、実に30年ぶりの大規模展だ。2カ月にわたる会期を前後期に分けて展示品をほぼ総入替えし、紹介する作品・資料の点数は約200点。巨匠の画業をたどる貴重な機会となりそうだ。...
View Articleクレス・オルデンバーグ ポップアートから身の回りの世界を問う
アメリカ現代アートの礎を築いたポップ・アーティストの一人として、美術史の教科書にも登場するクレス・オルデンバーグ(1929〜)。ニューヨークで1959年に初個展を開いて以降、精力的に制作活動を行い、1970年代後半からは妻のコーシャ・ヴァン・ブリュッゲン(1942〜2009)とともに大規模な作品を手がけてきました。2015年11〜12月、ニューヨークの老舗ギャラリー、ポーラ・クーパーギャラリーで回顧...
View Article神宮前に新ギャラリーOPEN! こけら落としは長島有里枝個展
2016年3月16日、明治神宮外苑前に新たな現代美術のギャラリーがオープンする。ディレクター・久保田真帆が主宰するMAHO KUBOTA GALLERYだ。そのこけら落としの展覧会となるのは、長島有里枝の個展「家庭について/about home」。...
View Article森万里子がSCAIで個展 新作のテーマは円の軌跡と宇宙論
SCAI THE BATHHOUSE(東京・谷中)にて、最新のテクノロジーを使ったインスタレーションなどで知られる美術家・森万里子の個展が3月11日より開催される。さまざまなメディアを駆使して自然や科学、思想について探求を続ける作家による、同ギャラリーでは7年ぶりとなる展覧会は、円が描く軌跡「サイクロイド」や宇宙論がテーマとなる。...
View Articleつくるって楽しい MIYAKE ISSEYの大規模展、開催
衣服は、時代とともに移ろう「ファッション」ではなく、私たちの生活に密接に結びついた、普遍的な「デザイン」である。そんな思想をもったデザイナー三宅一生のものづくりに触れることができる展覧会が行われる。会場は、「さまざまな美術表現を紹介し、新たな視点を提起する美術館」を活動理念としている六本木の国立新美術館。デザインも重要な展示テーマとしているだけに、今回の展覧会も大規模なものとなっている。...
View Articleカードに描き続けた、暗く美しい「夜」。静岡でクートラス回顧展
毎晩日記をつけるようにして、物語のイメージや抽象的な模様を「カルト」と呼ばれる小さなカードに描き続けた画家、ロベール・クートラス。近年、注目が高まりつつある彼の回顧展が、3月12日よりベルナール・ビュフェ美術館(静岡)にて開催される。...
View Articleイライアス・ハンセンが日本初個展で「シャンデリア」を展示
「ヨコハマトリエンナーレ2014」で初めて国内で作品を発表したアメリカのアーティスト、イライアス・ハンセンが、日本初の個展を開催。カラフルなガラスのオブジェを用いたインスタレーションを展開する作家が、Take Ninagawa(東京・東麻布)にて新作の「シャンデリア」を発表する。...
View ArticleGLAYのTERUらが3.11の空に祈る復興支援写真展
福島県出身のミュージックフォトグラファー、管野秀夫が発起人となり、2012年夏に始まった復興支援企画写真展「#空でつながる Dearest...
View Article情熱的な愛は痛みを伴う、『マジカル・ガール』監督インタビュー
3月12日より、カルロス・ベルムト監督・脚本の映画『マジカル・ガール』が、ヒューマントラストシネマ有楽町、YEBISU GARDEN...
View Article日米インスタレーション作品の対話。ロバート・モリスと菅木志雄
3月12日よりBLUM&POE(東京・神宮前)では、同時代に活躍の場を広げたロバート・モリスと菅木志雄(すが・きしお)の作品をあわせて公開する展覧会が開催される。作品を展示する場所や環境によって作品を構築していく、サイトスペシフィック・インスタレーションの先駆である両者の作品が並ぶ。...
View Article少女マンガ界の神様、萩尾望都のSF原画展が吉祥寺で開催!
1969年にマンガ家としてデビューしてから現在まで、『ポーの一族』や『トーマの心臓』など、幅広い世代から愛される名作を生み続けてきた萩尾望都(はぎお・もと)。彼女は「花の24年組」と称され、1970年代の少女マンガ黄金期を築きあげた立役者の一人だ。そんな萩尾望都のSF作品の原画展が、武蔵野市立吉祥寺美術館で開催される。日本少女マンガ史に残るSF作品のカラーイラストレーション、コミック生原稿など、20...
View Article「私」って誰だろう? 「六本木クロッシング2016展」開催
森美術館(東京・六本木)では、3月26日より「六本木クロッシング:僕の身体(からだ)、あなたの声」を開催する。「六本木クロッシング」5回目となる今回は、前回に引き続き海外のキュレーターが加わり、全5章の展示テーマによって日本のアートシーンをとらえる。それぞれのアーティストたちが考察する「私」の中に、どのような現代社会の実像が見えてくるだろうか。...
View Articleアーティストと専門家が話し合うシンポ「もの派とアーカイヴ」
1970年頃に日本で起こった「もの派」と呼ばれる動向に、近年、国際的な注目が集まっている。「もの派」は多摩美術大学出身のアーティストを中心に展開した運動で、木や石、鉄など物質の形状を、加工することはほとんどせず、積み上げたり並べたりして、その空間と状況そのものを提示した。来る3月16日と17日の2日間、多摩美術大学にて「もの派とアーカイヴ...
View Article戦争と日常描く平田オリザの『東京ノート』を、矢内原美邦が演出
3月24日〜28日の5日間、吉祥寺シアターにて矢内原美邦率いる「ミクニヤナイハラプロジェクト」による『東京ノート』が上演される。設立10周年を迎える吉祥寺シアターで、今年度最後を飾る記念公演だ。平田オリザの代表作を、矢内原はどのようによみがえらせるのか。...
View Articleトーキョーワンダーウォール公募2016、作品募集開始!
若手アーティストを対象としたコンペティション「トーキョーワンダーウォール公募2016」が、平面部門、立体・映像・インスタレーション部門の2部門で募集を受け付けている。現代美術の第一線で活躍する審査員によって選出された約50点を、今年は会場を移し、トーキョーワンダーサイト渋谷にて展示する。応募締切は2016年4月25日。...
View Articleどう残す? どう活用する? 日本の戦後美術資料のシンポジウム
美術館の役割は、美術作品を展示することだけではない。作品やそれにまつわる資料を収集し、研究し、適切に保管すること、またそのような活動から得られた有益な情報が広く活用されるような発信や仕組みを考えていくことも美術館の重要な役割だ。3月20日、六本木の国立新美術館にて「日本の戦後美術資料の収集・公開・活用を考える」と題したシンポジウムが開催される。...
View Articleオノ・ヨーコの北京初個展「Golden Ladders」
北京で初となるオノ・ヨーコの個展「Golden Ladders」が、北京のFAURSCHOU FOUNDATION にて、3月7日まで開催されました。会場には、初期の作品から2015年にニューヨーク近代美術館で発表した最新作までを展示しています。北京で彼女が発信するメッセージとは?会場の外にも仕掛けが 今回の個展会場は、北京798芸術区内にあるFaurs Chou...
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