福島ビエンナーレ2016重陽の芸術祭 国内外の81作家が参加
福島大学が中心となり、2004年に始まった「福島ビエンナーレ」が今年7回目の開催を迎える。「氣 indication」をテーマに行われる今回は、国内外から81作家が参加。平面、立体、インスタレーション、アニメーション、ビデオアート、映画、パフォーマンスなど多種多様な作品が15か所の会場で展開される。二本松を中心に初の開催...
View Article山本現代など4ギャラリーが天王洲へ 新たなアートの発信地誕生
東京・白金にある児玉画廊、山本現代、URANO(ARATANIURANOから名称変更)と、東雲のユカ・ツルノ・ギャラリーが9月10日、天王洲の「TERRADA Art Complex」に移転、新スペースをオープンする。天王洲は昨今アート事業に力を入れている寺田倉庫が本拠地としている地域。東京のアートシーンで新たな起爆剤となる「TERRADA Art Complex」構想、その狙いとは。...
View Article広告としての絵画に生きる女性像 椹木野衣が見た山口はるみ
1970年代より、エアブラシを用いてリアルな女性像のイラストレーションを発表してきた山口はるみ。約30年にわたってパルコの広告を担当した彼女は、アートとファッション、カルチャーをつなぎ、渋谷の「顔」となるイメージをつくり上げてきた。渋谷パルコの一時休館にあたって開催された「山口はるみ展 Hyper! HARUMI GALS!!」を、椹木野衣がレビューする。椹木野衣...
View Articleミヤギフトシ連載09:根付が見届けた欧州一家の歴史と運命
アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載。第9回は、エドマンド・ドゥ・ヴァール著『琥珀の眼の兎』で描かれる、欧州の激動に翻弄された一族に受け継がれた根付コレクションの旅路から、芸術品に宿るかもしれない想像力の萌芽を思います。エドマンド・ドゥ・ヴァール『琥珀の眼の兎』 歴史を繋ぎ、引き寄せる ミヤギフトシ...
View Article期待のアーティストに聞く! 青柳菜摘が紡ぐ「日記」
チョウの幼虫を探し求め、孵化させるまでの過程を自身の日常生活と織り交ぜながら映し出す「孵化日記」など、自ら「メタドキュメンタリー」と名付ける手法を用いた映像作品を制作する、1990年生まれの青柳菜摘。若手作家を紹介するNTTインターコミュニケーションセンター[ICC](東京・初台)の企画「エマージェンシーズ!」で新作を発表する青柳に、作品について聞いた。日常の先にあるナラティブを探して...
View Article『美術手帖』9月号刊行記念のトークイベントがB&Bで開催
下北沢のB&Bで9月18日、『美術手帖』9月号特集「#photograph」の刊行記念イベント「横田大輔×岩渕貞哉×牧信太郎『新しい写真の存在論に向けて』」が開催される。『美術手帖』にとって、2012年8月号の「写真2.0」以来、4年ぶりの写真特集となった今号。イベントでは表紙を飾り、現在「あいちトリエンナーレ2016」でも作品を展示する横田大輔を招く。...
View Articleテート館長のニコラス・セロータ、2017年に退任へ
イギリスのテートは1988年以来、28年もの間にわたって館長を務めてきたニコラス・セロータが2017年をもって退任することを発表した。同氏はテート・セント・アイヴスやテート・モダンの開館など、テートの拡大に尽力してきた立役者として知られている。...
View Article名古屋の港まちが舞台! 新たなフェスティバルが誕生
名古屋の港まちを舞台にした音楽とアートの新たなフェスティバル「アッセンブリッジ・ナゴヤ」が今年から始まる。「Assemble」(集める、組み立てる)と「Bridge」(橋)を組み合わせた、造語「Assembridge」(アッセンブリッジ)。コンサートホールや美術館ではなく、人々が生活するいつもの「まち」を会場とし、世界的なクラシック音楽や現代アートの数々が人々や風景とまざり合う。「アッセンブリッジ・...
View Article塩田千春がKAATで見せるヴェネチア・ビエンナーレの進化形
昨年の第56回ヴェネチア・ビエンナーレで、大量の赤い糸と世界中の人々から集められた鍵を使い、《掌の鍵》を発表した塩田千春が、KAAT神奈川芸術劇場で帰国記念展「塩田千春 | 鍵のかかった部屋」を開催する。2001年のヨコハマトリエンナーレ、2007年の神奈川県民ホールギャラリーでの個展に続き、横浜では3回目の作品発表となる今回。新作として制作された《鍵のかかった部屋》に込められた思いとはー。...
View Articleカオス*ラウンジ新芸術祭が再び 今年のテーマは「地獄の門」
1970年代に寺山修司が考案した「市街劇」をオマージュし、福島県いわき市平地区の複数会場をツアー形式で巡回する、新しいかたちの芸術祭「カオス*ラウンジ新芸術祭」が今年も開催される。カオス*ラウンジ新芸術祭2016 市街劇「地獄の門」は、初回の「怒りの日」の続編として、市街劇形式を踏襲しながらも、新しいテーマと新しいアーティストたちを加えて行われる。...
View Article荒木経惟の作品、メキシコで検閲を受ける
写真家・荒木経惟の作品がメキシコで検閲を受けたと『THE ART NEWSPAPER』誌が報じた。作品は撤去を命じられたが、ギャラリー側は展覧会を再構成してオープンさせる予定だという。 荒木の作品が展示されていたのはメキシコシティ内にある飲食店「Cantina Ardalio」。同展はアーティストのアブラハム・クルズヴィエイガス(Abraham...
View Article現代のジャポニズム作家が描くポスト「3.11」 青山目黒で
現代のジャポニズム作家、亜真里男(あ・まりお)による、3.11以降の日本をテーマにした個展「The situation is under control」(企画:青空耳)が、青山目黒で10月1日まで開催されている。 スイスで生まれドイツで育った亜真里男は、1982年の来日以来、日本を拠点に活動。日本を愛する「現代のジャポニズム作家」として、日本的要素の色濃い作品を数多く制作している。...
View Article六本木に新たなアートの発信地!小山登美夫ギャラリーなどが移転
小山登美夫ギャラリー、シュウゴアーツ、タカ•イシイギャラリーの3ギャラリーが六本木に新たに建設されたビル、「complex665」に移転する。オープンは「六本木アートナイト2016」の初日の10月21日。場所は森美術館が入る六本木ヒルズと、オオタファインアーツやワコウ・ワークス・オブ・アートなど5ギャラリーが入る「ピラミデビル」のほど近くとなる。...
View ArticleiPhoneで切り取る世界 中島大輔写真展が青山の伊藤忠で
写真家、中島大輔がiPhoneで撮影した作品を展示する写真展「イメージの感触|taken with iPhone」が、9月22日〜10月2日に伊藤忠青山アートスクエアで開催される。キュレーションを手がけるのは、美術評論家の清水穣。...
View Article映画もアートもその他もぜんぶ! 京都国際映画祭2016が開催
今年で3回目を迎える「京都国際映画祭」が、10月13〜16日に開催される。映画の上映だけでなく、街中の複数箇所でアート作品の展示や参加型のイベントが展開される4日間。初日となる13日には、世界遺産の元離宮二条城でオープニングセレモニーが行われる。日本映画発祥の地である京都で、欲張りな文化の祭典を楽しもう。「京都国際映画祭」は、「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎつつ、「映画もアートもその他もぜんぶ」の...
View Article海と山が舞台、茨城県北芸術祭開幕レポート【海編】
関東北部に位置する茨城県の中でも自然に恵まれた県北6市町(北茨城市、大子町、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市)を舞台に、アートと科学技術の芸術祭「KENEPOKU ART 2016...
View Article海と山が舞台、茨城県北芸術祭開幕レポート【山編】
関東北部に位置する茨城県の中でも自然に恵まれた県北6市町(北茨城市、大子町、高萩市、日立市、常陸太田市、常陸大宮市)を舞台に、アートと科学技術の芸術祭「KENEPOKU ART 2016...
View Article【今月の1冊】色彩をみる目を養うジョセフ・アルバースの啓蒙書
『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から注目したい作品をピックアップ。毎月、図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介しています。2016年9月号では、ドイツ生まれの画家・美術教育者、ジョセフ・アルバースによる、色彩研究の成果をまとめたテキスト『配色の設計 色の知覚と相互作用』を取り上げました。『配色の設計...
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