2月18日よりボーダレス・アートミュージアムNO-MA(滋賀)で、キュレーター公募企画展「大いなる日常」が開催される。本展は、人、動物、植物、機械といった性質の異なる主体から、表現という行為とそれを取り巻く他者との関係性のかたちを再考する。
江戸時代の城下町、滋賀県近江八幡市に位置する「ボーダレス・アートミュージアム NO-MA」は、2004年に開館。「障害者と健常者」をはじめさまざまなボーダー(境界)を超えていく試みを実践し、アール・ブリュットを扱う美術館として国内外から注目を集めている。
本展は、障害を持った人たちによる表現や、生き物の生態を取り入れたバイオ・アート、そしてメディア・アートといったさまざまなジャンルの表現を通して、表現という行為や作家性について考えるというもの。アートやサイエンス、デザイン、ファッショの垣根を超え、人や生き物、機械のあるがまま習慣性質にもとづいた表現を展示する。
参加作家は、海洋学や植物学の研究結果からメディアアートを制作する銅金裕司、ヤドカリやミノムシなど生き物や自然との協働作業を行うプロジェクトを展開するAKI INOMATA、デジタルメディアを基盤にパブリックアートなど公共の表現から発想した作品を発表する、やんツーなど計7組。
初日には、本展キュレーターの田中みゆきと参加作家によるトークを予定。会期中には、身の回りの虫を捕まえて虫の足音を聴くワークショップも開催される。
大いなる日常
会期:2017年2月18日~3月20日
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
住所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦4837番地の2
電話番号:0748-46-8100
開館時間:11:00~17:00
休館日:月休(3月20日は開館)
入館料:一般 300円 / 高大生 250円 ※中学生、障害のある方と付添者1名無料
URL:http://www.no-ma.jp/
会場:ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
住所:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦4837番地の2
電話番号:0748-46-8100
開館時間:11:00~17:00
休館日:月休(3月20日は開館)
入館料:一般 300円 / 高大生 250円 ※中学生、障害のある方と付添者1名無料
URL:http://www.no-ma.jp/
【関連イベント】
・オープニングトーク 「生き物と表現をつくる」
出演:AKI INOMATA、トーマス・リバティニー、銅金裕司(本展出展者)、田中みゆき(本展キュレーター)
進行: 安藤恵多(社会福祉法人グロー法人本部企画事業部 主任主事)
日時: 2月18日 14:00〜16:00
会場: 酒游舘(近江八幡市仲屋町中21)
定員: 40名 ※要予約、別途観覧券
・虫の足音を聴く「Bug's Beat」ワークショップ
日時: 3月4日 14:00〜16:00
講師: 佐々木有美、滝戸ドリタ(「Bug's Beat」作家)
会場: 奥村家住宅(近江八幡市永原町上8)
定員: 20名 ※要予約、別途観覧券、小学校3年生以下の方は保護者の同伴が必要