栃木県宇都宮市で採掘される「大谷石」をテーマにした企画展「石の街うつのみや──大谷石をめぐる近代建築と地域文化」が、宇都宮美術館で3月5日まで開催されている。
火山灰が堆積してできた軽石の一種である「大谷石(おおやいし)」は、栃木県宇都宮市の大谷町付近で採掘され、縄文時代より石材として使用されてきた。
江戸時代には、石の採掘を生業とする人々が現れ、明治から大正時代にかけては、石を採る、彫る、運ぶ、使うといった産業が確立し、「石の街」として宇都宮が近代都市へと発展を遂げる。大正末期から昭和初期には、大谷石を用いた近代建築が登場。特に、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが手がけた大谷石とコンクリートによる「旧・帝国ホテル ライト館」は、1923年の関東大震災にも耐えたため、大きな注目を集めた。
本展では、大谷石をめぐる宇都宮の近い過去に焦点をあて、さまざまな資料を通じて、石の建造物を地域の近代デザイン史、産業文化史として読み解き、さまざまな資料を通じて、宇都宮の都市の歴史を明らかにする。
宇都宮美術館開館20周年・市制施行120周年記念
「石の街うつのみや──大谷石をめぐる近代建築と地域文化」
「石の街うつのみや──大谷石をめぐる近代建築と地域文化」
会期:2017年1月8日~3月5日
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
電話番号:028-643-0895
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月休(祝日の場合は開館し、翌日休館)
入館料:一般 600円 / 大高生 400円 / 中学生 200円
URL:http://u-moa.jp/
会場:宇都宮美術館
住所:栃木県宇都宮市長岡町1077
電話番号:028-643-0895
開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日:月休(祝日の場合は開館し、翌日休館)
入館料:一般 600円 / 大高生 400円 / 中学生 200円
URL:http://u-moa.jp/