「ビデオアートの父」として知られるアーティスト、ナムジュン・パイクの没後10年を記念した展覧会「ナムジュン・パイク展 2020年 笑っているのは誰?+?=??」が、ワタリウム美術館(東京・渋谷)にて開催されている。前期は10月10日まで、後期は10月15日〜2017年1月29日。
1932年にソウルで生まれたナムジュン・パイクは、1950年に起きた朝鮮戦争をきっかけに日本へ移住し、東京大学で学んだ。卒業後、現代音楽を学ぶために渡ったドイツでジョン・ケージやジョージ・マチューナスらと出会い、フルクサスの活動に参加。1963年に世界初のビデオアートを発表して以後、東西文化の融合や仏教的世界観をテーマに、最新のテクノロジーを用いた作品を次々に発表してきた。

テレビの研究のため日本に滞在し、日本人のエンジニアと共同製作したアートロボット「K-456」によるパフォーマンス「ロボット・オペラ」を発表するなど、日本にゆかりの深いアーティストでもあるパイク。本展では、前身のギャルリー・ワタリ時代より、何度もパイクの展覧会を開催してきたワタリウム美術館のコレクションから、70年代~90年代にかけての代表作、計230点を展示。会場を6つの部屋に分け、ヨーゼフ・ボイスとの共作、未発表の原稿やインタビュー映像なども紹介して、パイクの人間像や思想を浮かび上がらせる。

「2020年 笑っているのは誰?」という展覧会のタイトルは、1993年にワタリウム美術館にて開催された個展「パイク地球論」に際して、パイクがカタログに寄稿したテキストからとられたもの。その答えは、展覧会の中に隠されているという。
没後10年 ナムジュン・パイク展 2020年 笑っているのは誰?+?=??
会期:(前期)2016年7月17日~10月10日 (後期)2016年10月15日〜2017年1月29日
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話番号:03-3402-3001
開館時間:11:00~19:00(水曜日は21時まで延長)
休館日:月曜日、10月11〜14日、12月31~1月3日
入館料:大人 1000円 / 学生 800円 / 小中学生 500円 / 70歳以上 700円
URL:http://www.watarium.co.jp/exhibition/
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話番号:03-3402-3001
開館時間:11:00~19:00(水曜日は21時まで延長)
休館日:月曜日、10月11〜14日、12月31~1月3日
入館料:大人 1000円 / 学生 800円 / 小中学生 500円 / 70歳以上 700円
URL:http://www.watarium.co.jp/exhibition/