ミントデザインズが「素材」をテーマに福岡で個展開催

ドール柄のテキスタイルなどで知られるファッションブランド「mintdesigns（ミントデザインズ）」の展覧会「ミントデザインズ展　-MATERIAL DICTIONARY-」が、三菱地所アルティアム（福岡）にて開催される。ブランドのこだわりである「素材」に焦点を当てた展覧会。九州では初の個展となる。

　ミントデザインズは、デザイナーの勝井北斗と八木奈央によるファッションブランド。「衣服を一種のプロダクトデザインとして確立すること」をコンセプトとし、流行に左右されないファッションのかたちを提案している。ブランドアイコンであるドール柄などの遊び心あるテキスタイルデザインや、紙でつくられたボタンなどを使ったユニークなコレクションは、国内外で話題となっている。

「MATERIAL DICTIONARY」と題された本展は、素材（material）がキーワード。mintdesignsでは、素材に特化したテーマを設け、職人と協働して研究や実験を繰り返しながらオリジナルの生地を生み出してきた。衣服や雑貨などのプロダクトと、その制作背景を紹介しながら、ブランドのものづくりの姿勢に迫る。

　設立から15年、雑貨や家具の展開のほか、異業種とのコラボレーションも積極的に行い、近年では、世界各地で展覧会も開催しているmintdesigns。挑戦を続けるブランドが、デザインの新たな可能性を提示する展覧会となりそうだ。期間中にはポップアップショップも。