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Channel: bitecho[ビテチョー]
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アーティスト集団・オル太の「かるた」ドキュメント展が開催中

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nap gallery(東京・秋葉原)にて、多摩美術大学出身者によるアーティスト集団・オル太の個展「カルタナティブスペース」が開催中。これまでの活動のドキュメンテーションとして制作された「かるた」の作品などが展示されている。

 オル太は、多摩美術大学油画専攻出身の1980年代生まれのアーティスト、井上徹、川村和秀、斉藤隆文、長谷川義朗、メグ忍者、Jang-Chiによるアーティストコレクティブ。祭りや相撲などの伝統的な文化、風習から、ファミコン、マンガ、J-POPといったサブカルチャーまで、多様な「日本文化」からインスピレーションを得て、大規模な彫刻やインスタレーション、パフォーマンスなどを展開してきた。2011年には「第14回岡本太郎現代芸術賞」で、最高賞である岡本太郎賞を受賞している。

 2年ぶりの個展となる「カルタナティブスペース」では、2009年の結成時から現在までのオル太作品をモチーフとした、ドキュメンテーションとしての「かるた」を発表。オル太が絵札を制作し、読札は、詩人のカニエ・ナハと、ヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」のメンバーである河野聡子、佐次田哲、関口文子、山田亮太が書き下ろした。

 本展の企画者である翻訳者・演劇研究者の林立騎は、パフォーマーと観客の身体、時間と空間が重要な要素となるオル太の作品をドキュメントするにあたり、「かるた」という形態をとることで、記録と伝達の行為自体を別の身体表現へと「翻訳」することを目指したという。展示される《オル太 かるた》(限定500部)は会場で購入できるほか、かるた大会も開催。ドローイング、映像作品なども展示する。3331 Arts Chiyoda内のnap galleryにて、7月30日まで。

オル太「カルタナティブスペース」
会期:2016年6月24日~7月30日
会場:nap gallery
住所:東京都千代田区外神田6-11-14 206号(3331 Arts Chiyoda内)
電話番号:03-6803-2429
開館時間:12:00~18:30(木は〜21:00)
休館日:月、火、祝(日は要予約)
URL:http://napgallery.jp

【関連イベント】
かるた大会
6月24日 19:00〜(終了)
7月16日 15:00〜
7月30日 15:00〜

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