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「絵画」をキーワードにしたふたつの展示が武蔵美で開催

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「絵画」をキーワードにした2つの展覧会「GROUND2 絵画を語る──見方を語る」と「平面を超える絵画:インスタレーションと日本画的感性」が、武蔵野美術大学美術館(東京・小平市)で開催される。

 「GROUND2 絵画を語る──見方を語る」は、猪狩雅則、小林孝亘、高橋信行、額田宣彦、丸山直文によって2014年に結成されたグループ「GROUND」による展覧会の第2弾。作風の異なる作品を制作する5人によるこのグループは、「絵画の可能性」を提示することを共通の目的とし、そのために描く者と鑑賞する者がともに考え、対話することができる「場」(=GROUND)をつくり出すものだという。本展では、メンバーの新作を中心に展示する。

 展覧会タイトルの「見方を語る」とは、「上手に描く人間だけが上手に見ることができる」「上手に見る人間だけが上手に描くことができる」という、イギリスの哲学者、R.G.コリングウッド(1889-1943)の言葉に由来するもの。この言葉をテーマに据えたシンポジウムも予定されている。

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出月秀明 The Three Cornered World 2008 和紙、ステンレス、鉄、スタイロフォーム、モーター、ランプ

 同期間に行われるもうひとつの展覧会「平面を超える絵画」では、武蔵野美術大学で日本画を学んだのち、その枠組みを超えた形式の作品を制作している先進気鋭の3名の作家、出月秀明、栗林隆、吉賀あさみを紹介する。

 立体や大規模なインスタレーションなど、メディアの枠組みを超え、自然へのまなざしや装飾的造形性、社会に対するメッセージといった要素をもつ作品を展開する3人。「平面を超える絵画」展では「日本画的感性」をキーワードに、新作、代表作を展示する。

GROUND2 絵画を語る──見方を語る
会期:2016年5月23日〜8月10日、8月20日、21日
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3
住所:東京都小平市小川町1-736
電話番号:042-342-6003
開館時間:10:00〜18:00(土曜日、特別開館日、7月25日〜8月10日は17:00閉館)
休館日:日、祝日、8月11日〜19日 ※6月12日、7月18日、8月21日は特別開館
入館料:無料
URL:http://mauml.musabi.ac.jp/museum/archives/10128

【関連イベント】
オープニングイベント「GROUNDメンバーによるギャラリートーク」
日時:2016年5月23日 16:30〜17:30
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室3
参加方法:入場無料、先着順

シンポジウム「見方を語るーたとえば落語から絵画は語れるのか」
日時:2016年6月25日 16:30〜18:00
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
参加方法:詳細決まり次第、ウェブサイトにてお知らせ

シンポジウム「見方を語るーたとえば映画をみることと、絵画をみること」
日時:2016年7月23日 16:30〜18:00
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
参加方法:詳細決まり次第、ウェブサイトに掲載

平面を超える絵画:インスタレーションと日本画的感性
会期:2016年5月23日〜8月10日、8月20日、21日
会場:武蔵野美術大学美術館 展示室4、アトリウム2
住所:東京都小平市小川町1-736
電話番号:042-342-6003
開館時間:10:00〜18:00(土曜日、特別開館日、7月25日〜8月10日は17:00閉館)
休館日:日、祝日、8月11日〜19日 ※6月12日、7月18日、8月21日は特別開館

【関連イベント】
トークイベント
日時:2016年5月28日 15:00〜16:30
会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
参加方法:入場無料、先着順

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