35mmフィルムによるスライドショーという形式でのみ発表を続ける写真家・トヨダヒトシが、原美術館(東京・品川)で8月13日・14日の2夜限りの野外上映会(※荒天の場合は屋内での上映)を行う。第1夜は、2007年から16年までにトヨダが撮影した写真を編集したスライド作品《spoonfulriver ひと匙の河》を上映。第2夜は、2003年にこの世を去った日本の環境音楽の第一人者、故・吉村弘が撮影した写真をトヨダが約40分のスライドショーに編集した作品《for Nine Postcards》を上映する。
PROFILE FRIEDRICH KUNATH 1974年ケムニッツ(旧東ドイツ)生まれ、ロサンジェルス在住。横断的なメディアと通俗的なモチーフを駆使し、人間の憂愁や悲哀を滑稽かつ大胆に表現している。主な個展に10年ハマー美術館(LA)、13年オックスフォード現代美術館、14年クンストハレ・ブレーマーハーフェン(ドイツ)。16年「村上隆のスーパーフラット・コレクション」展(横浜美術館)など多数のグループ展に参加。
フリードリッヒ・クナス「The World Is A Beautiful Place (We're Not Here For Long)」
海と山、ふたつの景色を持つ茨城県北部は、都心からは1時間ほどのアクセスで、かつて岡倉天心や横山大観が創作活動の拠点にしていたアートにゆかりのある地域。そんな同地で「KENPOKU ART 2016 茨城県北芸術祭」が9月17日から約2か月間開催される。「自然」との対話や「地域」との協力、そして「科学技術」の駆使をテーマに約100点のアート作品が展示される。
【参加アーティスト】 AKI INOMATA、イザベル・デジュー、イリヤ&エミリア・カバコフ、岩崎秀雄+metaPhorest、落合陽一、オロン&イオナ&マイク、ザドック・ベン=デイヴィッド、鈴木浩之+大木真人、力石咲、チームラボ、テア・マキパー、原高史、BCL、ピーター・フェルメーシュ、三原聡一郎、森山茜、和田永、ラファエル・ローゼンダール 他