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時代はARガイド? GoogleのAR技術と美術館がコラボ

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Googleは、自社が開発したAR(拡張現実)プラットフォーム「Tango」と、「Tango」に世界で初めて対応したLenovo社のスマートフォン「Phab 2 Pro」によって、美術館でのARガイドを開始する。第一弾の導入となるのはアメリカのデトロイト美術館。

 デトロイト美術館は今回、ニューヨークやパリを拠点に、博物館や美術館向けにモバイルガイドツアーを提供するGuidiGO社とともに、「Tango」に対応したコンテンツ「Lumin」を開発した。同館のサルバドール・サロールト=ポンス館長は今回の新しい試みに関して、「『Lumin』は美術館を越えて、来館者と作品を繋げてくれる。来館者の体験に最新のテクノロジーを組み込むエキサイティングな方法だ」とコメント。

 来館者は、スマートフォン「Phab 2 Pro」をかざすことで、ARオーバーレイ、動画、写真、音声、タッチできるアニメーションなど、通常の鑑賞者では見ることのができない、作品に関するより深い情報を得ることができる。例えば、エジプトギャラリーでは、2000年前のミイラの棺に「Phab 2 Pro」をかざすことで、その中身を透過できるようになるという(数か所のスポットでは、パズルやクイズなどエンターテインメントの要素も)。

 開始は1月25日で、当初は同館内7か所のスポットのみの対応となるが、ユーザーからのフィードバック次第で増加も検討するとのこと。この技術が世界各国の美術館博物に広がれば、展示方法のバリエーションは格段に幅広くなるだろう。

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「Lumin」の使用イメージ 提供=デトロイト美術館

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