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Channel: bitecho[ビテチョー]
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マーティン・クリードがクリスマスキャロルをvimeoで公開

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2001年にイギリスの「ターナー賞」を受賞したアーティスト、マーティン・クリードがクリスマスキャロルを思わせる新作映像《It's You》をオンラインで発表した。同作は2016年7月にリリースされた自身のアルバム『Thoughts Lined Up』に収録された「It's You 」に映像をつけたもの。

 マーティン・クリードは1968年イギリス生まれ。ロンドン大学スレード美術学校で学んだのち、90年代から日用品や文房具など、身近なものを素材にした作品を多く制作してきた。また、94年からは「OWADA」というバンドを組み、数々の楽曲も発表している。

 2001年には、何も置かれてない展示室で、照明が5秒おきに点滅する《作品番号227、ライトが点いたり消えたり》でターナー賞を受賞。これまでモスクワ市近代美術館(2010)をはじめ、ニース近代現代美術館(2011)、シカゴ現代美術館(2012)、テー ト・ブリテン(2013)などで個展を開催。日本では、09年にアジア初の個展を広島市現代美術館で、また16年10月に「KYOTO EXPERIMENT 京都国際舞台芸術祭2016 AUTUMN」の公式プログラムの一環として、舞台のほか、関西初の個展を京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで行った。

 今回リリースされた《It's You》は、これまでのクリード作品で見られるような、ユーモラスあるいは既存の概念に対して揺さぶりをかけるようなものとは異なり、クリスマスツリーが輝く部屋の中で、クリード本人と合唱団が歌を披露するという、いたって落ち着いた作品。シンプルな歌詞とともに、クリードに抱かれたチワワの愛らしさにも注目だ。なお、iTunesでも同曲は販売されている。



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