時空が混在した風景や物語を描いた絵画作品で知られる山口晃が、3月26日より馬の博物館(横浜)にて個展を開催。「厩圖(うまやず)」シリーズの新作をはじめとする馬を描いた作品が展示され、博物館所蔵品とのコラボレーションを展開する。
山口晃は、大和絵などの古典的な絵画手法を取り入れ、時空が混在した都市や風景を描く画家。現代の百貨店をモチーフに緻密に人物と建物を描いた《百貨店圖 日本橋三越》や、鮮やかな色彩で現代の町並みをマクロな視点から捉えた《東京圖 六本木昼図》などが代表作に挙げられる。絵画のみならず、インスタレーションやマンガなど、多様な形態の作品を発表している。

「馬鑑(うまかがみ)」とは山口による造語で、「馬の図鑑」や「馬の姿やものの形を映し見る道具」といった意味だという。馬の博物館を運営する馬事文化財団の創立40周年を記念して開催される本展では、約12年ぶりとなる「厩圖」シリーズの新作と桃山時代の《厩図》が並べて展示され、博物館の所蔵品との対比が楽しめる。

© YAMAGUCHI Akira, Courtesy Mizuma Art Gallery
本展では、山口の作品に登場する大型バイクや、日本在来馬、刀剣、甲冑なども展示。会期中は関連企画としてトークショーも予定されている。博物館が会場となる本展では、「馬」を切り口に、山口の世界観を新しい角度から楽しめるものとなるだろう。
馬鑑(うまかがみ) 山口晃展
会期:2016年3月26日〜5月29日
場所:馬の博物館
住所:横浜市中区根岸台1-3 根岸競馬記念公苑
電話番号:045-662-7581
開館時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:月(3月28日、4月4日、5月2日は開館)
場所:馬の博物館
住所:横浜市中区根岸台1-3 根岸競馬記念公苑
電話番号:045-662-7581
開館時間:10:00〜16:30(入館は16:00まで)
休館日:月(3月28日、4月4日、5月2日は開館)
【山口晃トークショー】
開催日時:4月24日 14:00〜15:30
定員:80名
申し込み:往復はがきにて申し込み、3月29日必着(詳細は馬の博物館公式HPを参照)
開催日時:4月24日 14:00〜15:30
定員:80名
申し込み:往復はがきにて申し込み、3月29日必着(詳細は馬の博物館公式HPを参照)