「在日」というアイデンティティーを共有する90年代生まれの作家3人による展覧会「在日・現在・美術 II」がeitoeiko(東京・神楽坂)で、8月13日まで開催されている。本展は、「朝鮮」と「日本」の2か国を背景に持つ作家たちが継続して行ってきた展覧会シリーズのひとつ。絵画や映像など、横断的なメディアの作品が展示される。
1991年、日本で生まれた鄭梨愛(チョン・リエ)、鄭裕憬(チョン・ユギョン)、李晶玉(リ・ジョンオク)の3人は、朝鮮大学校教育学部美術科を卒業し、現在は東京を拠点に活動。これまで自身の「在日」という文化的背景に表現というかたちで向き合いつつ、作品制作を続けてきた。
近年は、朝鮮大学校と隣接する武蔵野美術大学の学生による断続的な合同展を開催。直近では、両校を隔てる塀の上に橋を設置して行われた「突然、目の前がひらけて」展(2015年)が、「隔たり」を越える「架け橋」となることに挑戦した展覧会として注目を集め、今後も断続的な開催を目指している。
本展では3作家による絵画作品10点に加え、映像やミクストメディアの作品を展示。文化的、社会的な多様性に目を向ける若き表現者たちの現在を、概観することができる。
在日・現在・美術 II
会期:2016年7月22日~8月13日
会場:eitoeiko
住所:東京都新宿区矢来町32-2
電話番号:03-6873-3830
開館時間:12:00~19:00
休館日:日月休
URL:http://eitoeiko.com/
会場:eitoeiko
住所:東京都新宿区矢来町32-2
電話番号:03-6873-3830
開館時間:12:00~19:00
休館日:日月休
URL:http://eitoeiko.com/