「わかったさん」が再び舞台化！　全国13劇場で上演

2015年に初演されたこどものためのお芝居『わかったさんのクッキー』が、2016年7月16日のKAAT神奈川芸術劇場を皮切りに全国13劇場で再演される。気鋭の若手アーティストが再集結し、こどものための「おいしいおかしいおしばい」をつくりあげる。

　2015年夏のキッズ・プログラムとして初演された『わかったさんのクッキー』は、全国学校図書館協議会選定図書にも選ばれている寺村輝夫原作の児童書、『わかったさん』シリーズで初めて舞台化された「お芝居」である。

　台本・演出を手掛けるのは、KAAT開館以来ともにクリエーションを行ってきた岡田利規。 ゼロ年代の代表として海外からの評価も高い演劇カンパニー「チェルフィッチュ」の主宰者であり、自身は小説家としても活動する。 同作品で自身初となるこどものためのお芝居に挑み、新境地を開拓した。

　本作で舞台美術を手掛けるのは、2009年に横浜美術館で「溶け出す都市、空白の森」展を開催し、同館で史上最年少での個展をおこなった現代美術作家の金氏徹平。劇中歌は新進気鋭のシンガーソングライター前野健太が担当する。3人の若手アーティストを中心に、ユニークなアプローチで不思議な世界観をつくりだす。